IRFI 東京工業大学国際先駆研究機構

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2024.08.19

【WRH】小池 真由助教がフィンランドのタンペレ大学に滞在しました。

小池 真由助教がWRHプログラムの支援を受けて3か月間のフィンランドのタンペレ大学滞在を終えて帰国しました。
今回の派遣による成果と期間中の様子を報告いただきました。


中央が小池助教とオクサネン教授。右から3人目はサヴォライネン先生

 

派遣者 小池 真由助教
派遣先機関の名称 Tampere University
派遣先機関の国・都市 Finland, Tampere
派遣先機関の受入研究者名・職名 Atte Oksanen, Professor
派遣期間 2024年 5月 6日 ~ 2024 年 8月 1日 ( 87日間)
共同研究の題目 (日本語)人とAIの恋愛関係の探求
(英 語)Rethinking the romantic relationship between humans and AI

 


タンペレ大学(フィンランド・タンペレ)を訪問し、Emerging Technologies Labのディレクターであるオクサネン先生と共同研究を行いました。訪問の主な目的は、自己とテクノロジーに関する文化間の違いを探ることであり、これは私の現在進行中の研究と近い関係にあります。

この訪問では、新興技術に対する人々の認識を調査し、特にアイデンティティとテクノロジーとの関係に焦点を当てました。滞在中には、ミーティングへの参加、研究の興味や国際比較についての議論、そして今後の共同研究の方向性について話し合いました。また、ラボの研究者と私の研究専門分野である仮想エージェントとの恋愛関係についての知識を交換しました。

この訪問は、私の国際研究ネットワークの大幅な拡大につながりました。オクサネン先生から、副ディレクターのサヴォライネン先生や多くの分野で活躍する研究者をたくさん紹介して頂きました。タンペレ大学のゲーム文化研究センターの研究者の方々とも出会うことができ、私の研究分野がセンターの研究者と非常に関連が深かったため、新しい共同研究や将来のシンポジウムの機会についても話し合うことが出来ました。

この訪問経験では、大型ラボのリーダーシップの取り方や、国際共同プロジェクトを実施する方法についてなど多くを学びました。異なる研究環境で働くことで、特に大規模なチームとしての活動方法や、スムーズな論文化に移行できる方法について、新しい視点を得ることができました。

この訪問を通して、日本とフィンランド間の今後に繋がる共同研究の基盤を築くことが出来ました。次のステップとしては、国際的な助成金の申請を一緒に行い、今以上に新しい研究ネットワークの拡大を予定しています。またAIと恋愛関係という新しい研究分野をさらに探求していきます。

Emerging Technologies Labへの研究訪問は非常に生産的であり、文化間研究、社会心理学、AI研究に関する理解を深めることができました。この貴重な経験は私の研究に大きく貢献するとともに、将来の共同研究やAIと対人関係の領域探求のための新しい研究方向性を切り開く糧になりました。

関連リンク
– World Research Hub(WRH) プログラム

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