Padma Gopalan博士が特任教授として物質理工学院に着任しました。

Padma Gopalan博士が特任教授として物質理工学院に着任しました。

WRHIからのお知らせ

Padma Gopalan博士に、和田雄二物質理工学院長より辞令交付しました。
(左から早川晃鏡教授、Gopalan博士、和田物質理工学院長)

<専門分野>

高分子科学および材料科学工学

<Tokyo Tech WRHIでの共同研究と抱負>

私は材料科学部門の高分子科学研究者として、学際的な研究に意欲的に取り組んでいます。自身の研究哲学として大事にしていることは、基礎科学の理解と発展に尽力するとともに、ハードマテリアルの世界との接点を探求しながら、電子工学や生物学などの分野の技術的課題を解決する方法を見出すことです。より具体的には、電気光学的、光学的および生物学的な応用を見据えた新規な機能性有機・高分子材料の分子設計、合成、および特性評価に興味を持っています。特にナノサイズで発現する機能を司る構造や物性を、自在にコントロールできるような、多様性に優れた合成戦略の確立に注力しています。現在、以下に挙げる4分野に焦点を絞っています。①10 nm以細の稠密な周期構造を作る高分子材料の設計、合成,誘導自己組織化、②界面改質を目的としたポリマーブラシの開発、③カーボンナノチューブエレクトロニクスにおける新しい有機インク開発に基づくデバイス創製、④細胞生物学のための化学的構造の明確なポリマーコーティング材料の開発です。

このたび、WRHIプログラムに関連する研究者の皆さまと、このような機会を得ることが出来ましたことに、とても胸を高鳴らせています。すでに、物質理工学院材料系の早川教授との間で、高分子材料の誘導自己組織化に関する研究を推進中です。上記に挙げた4つの分野に関して、WRHIに関わる皆さまと、さらに幅広く交流を深めることを楽しみにしております。

<共同研究者>

東京工業大学物質理工学院 早川晃鏡教授