人工知能の基礎となる情報学や脳科学などが融合された
新たな学問領域を切り拓く

情報・人工知能研究国際ハブグループでは、数理モデルを用いたビッグデータの解析、医療画像データの解析、脳情報を含む生体信号の解析を通して、対象の動態を観測・解析する新しい理論や技術の創成を目指しています。また、これらの技術の応用により、対象のさまざまな変化を精度よく予測するシステムや、人と同じように会話ができるシステムの構築などを試みています。
現在は、さまざまなビッグデータを分析し、物理モデルやネットワーク理論に基づいて金融システムの動きを理解する研究、CTやMRIなどの医療画像データから機械学習などの技術を用いて、がんなどの病気を早期に発見するシステムの研究、計算論的神経科学に基づいて脳の運動制御・学習モデルを構築する研究、身体の筋骨格系モデルを用いたブレインマシンインタフェースの研究などを行っています。
今後は、人工知能の基礎となる情報学や脳科学などが融合された新たな学問領域を切り拓いていくべく、国際的な共同研究をさらに発展させていく予定です。