伊藤隆敏博士が科学技術創成研究院の特任教授に就任しました
WRHIからのお知らせ おすすめ
<専門分野>
国際金融、マーケット・マイクロストラクチャー、金融政策
<WRHIでの共同研究と抱負>
WRHIでは、経済物理学の学問発展の流れに沿って、経済学(ファイナンス)と物理学の融合領域の研究を進めたい。
(1)金融資本市場(とくに外国為替市場、株式市場)の働きについて、高頻度データを用いて、これまでも研究を行ってきたが、これを継続したい。市場参加者の指値の入れ方により、為替レート(または株価)の変動、取引の成立、がどのように影響を受けるかを分析することで、経済システムにとって重要な市場の効率性と安定性が維持されているかの研究を進めたい。
(2)新型コロナウイルス(COVID-19)感染の拡大を機に、感染拡大防止と社会経済活動との両立についての関心が高まっている。コロナ感染拡大プロセスの分析にはSIRモデルが代表的である。一方、経済活動については、消費や投資行動に感染がどのように影響するかをモデル化する必要がある。SIRモデルに精通した研究者との共同研究を試みたい。
<共同研究者>
東京工業大学科学技術創成研究院 高安美佐子教授