WRHI講演会報告(11/16)

WRHI講演会報告(11/16)

イベント報告

WRHI講演会報告

平成29年11月16日(木)13:20-18:00 東京工業大学すずかけ台キャンパス大学会館集会室1において、生命理工学院LiHub光合成科学研究グループの学生合同セミナーが開催され、本学学生、学外参加者として埼玉大学学生、本学教員など70名が参加した。このセミナーでは、大学院生・学部学生がそれぞれの研究成果を口頭発表した。特に、修士・博士のほとんどの学生が英語で発表したことで、留学生や海外からの参加者とも活発な議論があった。学生の発表に続いて、研究院WRHI事業で招聘され来学中のHeinrich Heine University DüsseldorfのGeorg Groth教授が

Inhibition of key protein-protein interactions in the ethylene signaling network as novel approach to control plant ethylene responses

と題する特別講演を行った。

この講演では、植物のエチレンシグナルのレセプタータンパク質を中心とする情報伝達系を紹介し、このシステムに関わる小さなペプチドを阻害剤として利用することで、植物果実の熟成過程を調節する研究成果が紹介された。講演後の質疑では、タンパク質と小分子の相互作用解析、当該研究の将来性などに関して活発な議論が行われた。セミナー終了後、大学会館ラウンジにおいて懇親会を開催し、大学院生とも広く交流の時間を持つことが出来た。

文責 久堀 徹

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